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京都の旅と歴史
京都の旅    京都市右京区

龍安寺
りょうあんじ
京都府京都市右京区竜安寺御陵下町13
Tel 075-463-2216


 衣笠山の西に位置する大雲山龍安寺は枯山水の庭といわれる石庭で有名です。臨済宗妙心寺派のお寺で、妙心寺の塔頭と同じ扱いを受けています。古都京都の文化財として世界遺産に登録され、鏡容池を含めた庭園は国の名勝で、方丈庭園は国の史跡及び特別名勝、方丈は国の重要文化財に指定されています。
 この地は円融天皇の御願寺の円融寺があり、天皇は晩年の8年をここで過ごされたといわれています。平安時代末期に藤原実能(さねよし)がここに山荘を造り、敷地内に寺を建てて徳大寺と称したそうです。そして以後、徳大寺を姓としたそうです。
 宝徳2年(1450)、室町幕府の管領であった細川勝元は、この徳大寺家の別荘を譲り受け寺地とし、妙心寺の義天玄承(ぎてんげんしょう)を招いて龍安寺を創建しました。義天は師の日峰宗舜(にっぽうそうしゅん)を開山とし、自らは2世となりました。
 応仁の乱で焼失しましたが、勝元邸の書院を移して方丈とし再建に努めました。長享2年(1488)勝元の子政元が再建を果たしました。江戸時代には寺領720石、塔頭21に及びましたが、寛政年間(1789-1801)に焼失してしまい、今は3院のみということです。
 明治初期の廃仏毀釈によって衰退しました。方丈にあった狩野派に手による貴重な襖絵などは散逸し、米国メトロポリタン美術館や、シアトル美術館などに渡っています。現在、オークションなどで龍安寺が買い戻す努力がなされているそうです。昭和50年(1975)、日本を公式訪問したイギリスのエリザベス2世が龍安寺の拝観を希望し、石庭を絶賛したことから世界的にも知られるようになったそうです。


龍安寺方丈庭園(国の史跡及び特別名勝)
 龍安寺の有名な方丈庭園は方丈の前庭にあります。枯山水の石庭で、東西約25m、南北約10m、三方を築地塀の油土塀に囲まれています。一木一草も置かずに15の石を七、五、三に置いています。このことから「七・五・三の庭」といわれています。また「虎の子渡し」の庭とも呼ばれています。方丈庭園は国の史跡及び特別名勝に指定されています。
龍安寺方丈庭園

龍安寺庭園(国の名勝)
 寺の南側には広大な鏡容池(きょうようち)があり、周囲は回遊式庭園になっています。円融寺の庭園だったもので、今は塔頭のの大殊院(だいしゅいん)に属しています。真田幸村の女婿石川備前守光吉が大殊院を再興したことから、鏡容池の島の中に真田幸村の墓と伝えられる五輪石塔が残されています。龍安寺庭園は昭和30年(1955)に国の名勝に指定されています。
龍安寺庭園

龍安寺方丈(国重文)
 龍安寺の方丈は寛政年間(1789-1801)の火災で焼失したため、塔頭の西源院の方丈を移築した建物です。慶長11(1606)に建てられた方丈形式本堂で、間口21m、奥行18m、単層、入母屋造り、こけら葺きです。昭和42年(1967)に竜安寺本堂として国の重要文化財に指定されています。
龍安寺方丈



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