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京都の旅
舞鶴市
行永家住宅
ゆきながけじゅうたく
京都府舞鶴市小倉831
行永家住宅は舞鶴市の東、小倉川の谷筋に集落が散在する小倉地区にあります。行永家は元和年間(1615-1623)ここで農業を始め、天明年間(1781-1788)から旧小倉村の庄屋を務め、江戸時代末期には大庄屋になった家柄です。
主屋は文政8年(1825)の建築で、丹後地方の江戸後期の民家として質が高く、平面形式の発展過程を知る上で貴重な建物です。庄屋という身分から武家との交流があるため、多くの部屋があり、格式が高い意匠が施されています。
主屋を囲むように道具蔵、新蔵、味噌蔵、米蔵、木屋(離れ)などが建ち並んでおり、敷地も含めて国の重要文化財に指定されています。当主の行永氏は京都市に在住のため、昭和の日と勤労感謝の日の年に2日だけ一般公開をしています。
行永家主屋(国重文)
行永家の主屋は文政8年(1825)に建てられています。間口18m、奥行9.9m、一部2階建て、入母屋造りで、四面に庇が付いています。西面の一部は葺きおろし、桟瓦葺きです。表門を入ってすぐの所にあります。昭和50年(1975)に国の重要文化財に指定されています。
行永家主屋
行永家道具蔵(国重文)
行永家の道具蔵は江戸時代末期(1751-1829)に建てられています。土蔵造りで、間口5.9m、奥行3.9m、2階建て、切妻造り、東面に庇があり、桟瓦葺きです。主屋の南西、米蔵と味噌蔵の間にあります。平成15年(2003)に国の重要文化財に指定されています。
行永家道具蔵
行永家新蔵(国重文)
行永家の新蔵(しんぐら)は江戸時代末期(1830-1867)に建てられています。土蔵造りで、間口6.9m、奥行3.9m、2階建、切妻造り、南面に庇があり、桟瓦葺きです。主屋の北西にあります。平成15年(2003)に国の重要文化財に指定されています。
行永家新蔵
行永家米蔵(国重文)
行永家の米蔵は明治期の建築で土蔵造りです。間口5.7m、奥行3.8m、2階建て、切妻造り、東面と南面に庇があり、桟瓦葺きです。主屋の附指定で、国の重要文化財に指定されています。
行永家米蔵
行永家木屋(国重文)
行永家の木屋(離れ)は明治期の建築です。間口15.8m、奥行5.9m、2階建て、入母屋造りで、四面に庇があり、桟瓦葺きです。主屋の附指定で、国の重要文化財に指定されています。
行永家木屋
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