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京都の旅と歴史
京都の旅    長岡京市

長岡天満宮
ながおかてんまんぐう
京都府長岡京市天神2−15−13
Tel 075−951−1025


 長岡天満宮は阪急電鉄の長岡天神駅から西に600mほどの所に建てられています。ここは唐から帰朝した空海(弘法大師)が乙訓寺の別当だった時、寺に付属する長岡精舎を建てた所といわれています。また菅原家の所領だったともいわれています。
 菅原道真が大宰府へ左遷される時、長岡に立ち寄り、「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残りを惜しまれました。高槻まで同船し付き従った菅原氏の親族・中小路宗則に道真自身が刻んだ木像と念持仏を託しました。道真死後、祠を建てて安置したの長岡天満宮の始まりだといわれています。
 江戸時代は桂宮家(八条宮家)の所領で、延宝4年(1676)、宮が社殿を改築整備しました。寛永15年(1638)には灌漑用のため池・八条ヶ池が造られました。10万坪もの社地がありましたが、明治維新で上地し、現在は2万坪ほどになりました。竹林や梅林、つつじ、あじさい、桜、ハス、アヤメ・カキツバタ群落もあり四季折々の散策を楽しめます。
 太宰府では京の梅の木を歌に詠んだ道真ですが、樹齢百数十年の「キリシマツツジ」が多数植えられており、その見事さは日本一といわれています。「キリシマツツジ」は長岡京市の天然記念物に指定されています。


長岡天満宮拝殿
 長岡天満宮の拝殿はは平成10年(1998)に既存の素木の拝殿を朱塗りにし増改築したものです。
長岡天満宮拝殿

長岡天満宮本殿
 長岡天満宮の本殿は祝詞舎、透塀とともに昭和16年(1941)に京都の平安神宮の社殿を拝領し移築したものです。設計は東大教授の伊藤忠太氏で、三間社流れ造り、素木の建物で明治28年の建築です。本殿は京都府指定文化財で、祝詞舎は市指定文化財です。
長岡天満宮社殿

長岡天満宮八条ケ池
 長岡天満宮の八条ケ池は境内の東に広がっています。外周は約1km、貯水量 は約35000トンあるそうです。 寛永15年(1638)に所領していた桂宮家(八条宮家)が灌漑用のため池として造りました。豊かな池を二分する中堤は参道として使われ、中堤に架かる石の太鼓橋は加賀前田家の寄進といわれています。
長岡天満宮八条ケ池

菅原道真と牛
 菅原道真が大宰府へ左遷される時、刺客に襲われました。道真が飼っていた牛が突進して守ったそうです。道真が大宰府で亡くなった時、遺骸を乗せて車を牛が曳きました。途中で突然ひれ伏して動かなくなり、そこを墓所としたそうです。そこは今は大宰府天満宮になっています。
菅原道真と牛

錦景苑
 紅葉庭園の錦景苑には紅葉がたくさん植えられています。また園内の石碑には菅原道真が詠んだ歌が刻まれています。
 桜花 ぬしを忘れぬ ものならば
     吹きこむ風に ことづてはせよ
 桜の花よ、主人を忘れないならば、配所まで吹いて来る風に言伝をしてくれよ。
錦景苑



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