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京都の旅と歴史
京都の旅    南丹市

普済寺
ふさいじ
京都府南丹市園部町若森庄気谷76
Tel 0771-65-0686


 大慈山普済寺は曹洞宗のお寺で、小高い丘の上の緑に包まれた閑寂な地にあります。寺伝によると、光孝天皇の第7皇子貞省親王(後の宇多天皇)が建立した太平山桂松院が前身で、衰退した後、延文2年(1357)、足利尊氏が無窓疎石を開山とし、妹の千種姫(仏性院)を入寺させ再興したと伝えられています。
 戦国時代、兵火にかかり衰退しましたが、寛永年間に亀山城主菅沼織部正定芳によって復興され、天外梵舜(てんがいぼんしゅん)を中興開山にして、山号も大慈山と改めました。
 普済寺には本殿、庫裏、禅堂、楼門、道をはさんで仏殿(観音堂)があります。仏殿は延文2年(1357)の建立で国の重要文化財に指定されています。楼門を出たところには千種姫の墓と伝えられる石塔も残されています。


普済寺仏殿(国重文)
 普済寺仏殿は間口3間、奥行3間、単層、入母屋造り、檜皮(ひわだ)葺きの建物で、背面には板葺きの突出部があります。 室町時代前期 の延文2年(1357)に建てられており、大正4年(1915)に国の重要文化財に指定されています。荘美な建築様式は府内でも屈指のものといわれています。
普済寺仏殿
 普済寺の仏殿は常照皇寺の開山堂、一休寺の本堂とともに京都3大美殿と呼ばれる禅宗様建築です。鎌倉時代に宋から禅宗とともに伝来した建築様式です。屋根の軒先が曲線を描き隅で大きく反り上がっていたり、貫で柱をつなぎ耐震性を良くしたり、石積みの基壇上に建ち、花頭窓があったり、禅宗様の特徴が伺えます。
普済寺仏殿



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