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奈良の旅と歴史
奈良の旅    奈良市

大乗院庭園文化館
だいじょういんていえんぶんかかん
奈良県奈良市高畑町1083−1
Tel 0742-24-0808


 大乗院庭園文化館は元興寺を中心とする「ならまち」と高畑界隈の中間に位置しています。名勝旧大乗院庭園を見ることができ、大乗院の資料なども展示されています。屋外には楽人長屋土塀が復元されています。
 大乗院は興福寺内にあって、一乗院とならぶ最高の格式を持つ門跡寺院でした。治承4年(1180)平重衡による南都焼き討ちで東大寺や興福寺等の諸堂と共に焼失し、この場所にあった元興寺禅定院があった寺地を譲られて移転しました。そして今の奈良ホテルがある鬼薗山を含めた広大な土地に堂舎を再建させたのです。
 全盛期の大乗院は、鬼薗山上に丈六堂、天竺堂、八角多宝塔、釈迦堂、弥勒御堂、観音堂を並べ、山麓南側の平場には寝殿や付属殿舎など多くの建物が配置され、東には庭園があったそうです。
 宝徳3年(1451)徳政一揆による火事で建物の大部分が焼失しました。この時の門跡であった尋尊大僧正が再興の際、京から庭師の善阿弥を呼んで造園にあたらせました。善阿弥は銀閣寺の園池も造った当代一の庭師でした。将軍、足利義政もこの頃の大乗院に足を運んだそうです。
 旧大乗院庭園は、現在その一部が整備され、広い池を中心にして中島に架かる反り橋や岸の松などを見ることができます。北側には、奈良ホテルが建つ鬼薗山があります。昭和33年(1958)国の名勝に指定されています。


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