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大阪の旅
貝塚市
孝恩寺
こうおんじ
大阪府貝塚市木積798
Tel 072-446-2360
慈眼山孝恩寺は浄土宗のお寺で、「木積の釘無堂」と呼ばれる観音堂で有名です。観音堂は、もとは観音寺という孝恩寺とは別のお寺で、神亀3年(726)に行基によって開基した古寺でした。近世の文献「和泉名所図会」には木積観音(こつみかんのん)と記されています。
観音寺は明治22年(1889)に廃寺になっています。明治36年(1903)、観音堂が特別保護建造物(後の重要文化財)に指定された時は、寺院名をつけず「観音堂」として指定されました。その後、大正3年(1914)、観音堂は孝恩寺に合併され、「孝恩寺観音堂」となっています。
孝恩寺観音堂(国宝)
孝恩寺の観音堂は間口5間、奥行5間、単層、寄棟造り、本瓦葺きの建物です。鎌倉時代後期の建治から元弘年間(1275-1332)頃に建てられたと考えられています。前面2間は礼堂(らいどう)、その北側の中央間口3間、奥行2間を内陣とし、周囲に濡縁(ぬれえん)を廻らせています。
孝恩寺観音堂
連子窓、平行垂木(たるき)など全体的には伝統的な和様を基調とする落ち着いた造りです。長押 (なげし) の代わりに足固貫、内法貫などの貫(ぬきー柱を貫通する水平材)を多用する点、正面扉を桟唐戸とする点など、随所に禅宗様(ぜんしゅうよう)という鎌倉時代に伝わった新しい建築様式も取り入れています。
孝恩寺観音堂
また、内部の外陣に架け渡した虹梁(こうりょう)は断面円形の大仏様のものを用いています。孝恩寺の観音堂は大阪府下最古級の木造建築物で、昭和28年(1953)に国宝に指定されています。釘を1本も使用せず建てられたことから釘無堂(くぎなしどう)とも呼ばれています。
孝恩寺観音堂
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