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大阪の旅と歴史
大阪の旅       河内長野市

岩湧寺
いわわきじ
大阪府河内長野市加賀田3824
Tel 0721-62-4000


 湧出山岩湧寺は標高898mの岩湧山の中腹にあります。大宝年間(701〜704)に、修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が開基したといわれているお寺で、山伏たちの修験道場として栄えました。葛嶺28宿のうち第5の行場があります。
 後に文武天皇の勅願寺に定められ、桃山時代は豊臣氏の庇護を受けました。この寺は始めは天台宗でしたが、明治に融通念仏宗に改宗しています。室町後期の多宝塔は国の重要文化財に指定され、本堂と境内のカヤの大木は、河内長野市の文化財と天然記念物に指定されています。


岩湧寺多宝塔(国重文)
 岩湧寺の多宝塔は銅板葺きの、三間多宝塔で、13mの高さがあります。室町時代後期の応仁から元亀年間(1467-1572)に建てられたと思われます。もと天台宗の小規模な多宝塔で、下重は長押を付けず、仮設的な扉を設けるなど未完成なところがあります。古風な造りで、装飾が少く、上重塔身は細めです。昭和55年(1980)に国の重要文化財に指定されています。
岩湧寺多宝塔
 多宝塔内には本尊の大日如来坐像が祀られています。檜の寄木造りで像高88.7cm、金剛界像で智挙印を結び、平安時代末期の作といわれ、国の重要文化財に指定されています。同じ塔内に安置されている愛染明王坐像は鎌倉時代の作で、河内長野市の有形文化財です。現在はどちらの像も、堺市博物館に寄託されています。
岩湧寺多宝塔

岩湧寺本堂
 岩湧寺の本堂は、間口3間、奥行4間、宝形造り、銅板葺きです。正面中央に1間の向拝をつけ、周囲に縁をめぐらし、縁柱を建てています。様式的な点から考えて江戸時代初期の建物と考えられています。本堂は河内長野市の有形文化財に指定されています。
岩湧寺本堂


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