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大阪の旅と歴史
大阪の旅       岸和田市

大威徳寺
だいいとくじ
大阪府岸和田市大沢町1187
Tel 072-479-0035


 牛滝山大威徳寺は紅葉の名所・牛滝山の山中にあります。修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が開いたといわれている古刹で、葛城修験道の霊場として崇敬されてきました。比叡山の学僧であった恵亮が、境内の「三の滝」で修行中、滝の中から牛に乗った大威徳明王を見たそうです。
 恵亮はその姿を彫って本尊としたので、大威徳寺という寺号になりました。真言宗の開祖・空海もここで修行をしたようです。当時は真言宗のお寺だったようです。のちに真言宗と天台宗の兼学寺院となり、現在は天台宗になっています。
 大威徳寺は48もの僧坊を擁する大きなお寺でしたが、豊臣秀吉の根来寺攻めの兵火にかかり多くの諸堂を焼失しました。多宝塔だけは奇跡的に被害を免れ、国の重要文化財に指定されています。大威徳寺の境内は大阪府の名勝に指定され、境内にある楓は岸和田市の天然記念物に指定されています。


大威徳寺多宝塔(国重文)
 大威徳寺の多宝塔は本瓦葺きの、3間3面の多宝塔で、高さ13m、一辺の長さは約3.1mです。初層壁板に室町時代後期の永正12年(1515)の墨書が発見され、その時に建てられています。室町末期の手法をよく残す繊細な多宝塔です。
大威徳寺多宝塔
 多宝塔は、本堂の後方に位置し、特異な配置形式をしています。基壇上に建ち、高欄のない縁を廻らしています。中央間桟唐戸、脇間連子窓、中備え中央間は蟇股、脇間蓑束です。塔の内部は、来迎柱、来迎壁があり仏壇を置いています。昭和46年(1971)に国の重要文化財に指定されています。
大威徳寺多宝塔


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