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大阪の旅と歴史
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住吉大社
すみよしたいしゃ
大阪府大阪市住吉区住吉2−9−89
Tel 06-6672-0753


 住吉大社は全国に約2千社ある住吉神社の総本宮です。農業、商業の神様、御祓いの神様として全国から多くの参拝客が訪れています。
 住吉三神(すみよしさんじん)とは、神道で信仰される神で、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称です。住吉大社では三神に息長帯姫命(神功皇后)を含め祀っています。
 神功皇后が新羅遠征の時、住吉大神が現れ、その加護により大いに国威を発揮したそうです。戦勝と海上交通安全を祈って住吉大神を田裳見宿禰(たもみのすくね)に祀らせたというのが住吉大社の創始とされているようです。
 神殿は第一本宮から第四本宮まで四棟あります。手前の右側が第四本宮(神功皇后)、左側が第三本宮(表筒男命)、その奥が第二本宮(中筒男命)、そして一番奥が第一本宮(底筒男命)となっています。通常は第一本宮から順にお参りするそうです。

 本宮は何れも西側を正面とし、正面に拝殿が付けられています。普通、神社の本殿は南又は東向きに建てられているので、ここの西向きの本宮は珍しいそうです。神社の成り立ちから見て、海に向かう西側を正面にしたものと思われます。
 千木(ちぎ)の上端の切り方以外、四つの本宮は全く同じ造りになっています。この造りは「住吉造」と呼ばれていて、神社建築史上最古の特殊な様式だそうです。
 現存の本宮(本殿)は文化7年(1810)に建立されたものといわれています。「第一、第二、第三、第四本宮」全て国宝に指定されています。
 四つの本宮それぞれに拝殿が付けられていて、拝殿も本宮と同様、全て西側が正面となっており、四つの拝殿全て同じで造りです。
 江戸時代までは住吉大社境内馬場(現在の住吉公園)は海に面し、白砂青松の風光明媚の代表地とされていたそうです。その風景の絵模様は「住吉模様」と呼ばれました。紫式部の源氏物語には明石の君に関連した重要な舞台として描かれています。
 南北朝時代は、宮司の津守氏の館の住之江殿(正印殿)に南朝の後村上天皇の行宮が置かれ、約10年間南朝方の御座所となりました。南朝の主要拠点の一つになっていて、次の長慶天皇は住吉で即位したそうです。

 境内の中央付近には真っ赤な太鼓橋の反橋が目に入ります。慶長年間に淀殿が寄進したそうです。朱色の優美なシルエットがきれいです。
 国の重要文化財に指定されている石舞台は四天王寺の石舞台、厳島神社の平舞台とともに日本三舞台の一つに数え上げられています。雅楽が演奏される回廊は豊臣秀頼の寄進によるものです。


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