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大阪の旅と歴史
大阪の旅       島本町

水無瀬神宮
みなせじんぐう
大阪府島本町広瀬3ー1024
Tel 075-961-0078


 水無瀬神宮は、後鳥羽天皇・土御門天皇・順徳天皇を祀っています。後鳥羽上皇はここに水無瀬離宮を建てられました。承久3年(1221)、鎌倉幕府追討を図って失敗した承久の乱で隠岐に流され、その地で延応元年(1239)に崩御されました。
 仁治元年(1240)、後鳥羽上皇の遺勅により、水無瀬信成・親成親子が離宮の旧跡のこの地に水無瀬御影堂と呼ばれるお堂を建立し、上皇を祀りました。その後、明応3年(1494)、後土御門天皇が隠岐より後鳥羽上皇の神霊を迎え、水無P宮の神号を奉じました。
 江戸時代までは仏式で祀られていましたが、明治6年(1873)に神式に改められ、土御門天皇・順徳天皇を合祀して、官幣中社になりました。昭和14年(1939)には官幣大社になり、水無瀬神宮と改称されています。境内にある離宮の水は全国名水百選に選ばれています。
 「灯心席(とうしんせき)」または「灯心亭(とうしんてい)」と呼ばる茅葺き寄棟造りの茶室は、御所から移築されたもので、客殿とともに国の重要文化財です。本殿、拝殿及び幣殿、神庫、手水舎、神門及び築地塀は平成28年(2016)に国の登録有形文化財に登録されています。


水無瀬神宮客殿(国重文)
 水無瀬神宮の客殿は間口6間(11.8m)、奥行5間(10.9m)、単層、入母屋造り、桟瓦葺きで、豊臣秀吉から寄進され、福島正則が造営奉行になり建てられたといわれています。全体の形式手法は書院形式で、比較的簡素な造りです。大正15年(1926)に茶室とともに国の重要文化財に指定されています。
水無瀬神宮客殿

水無瀬神宮本殿・拝殿・幣殿
 水無瀬神宮の本殿は京都御所の旧内侍所の旧材を用いて寛永年間(1624-1644)に建てられたといわれています。拝殿・幣殿とともに平成28年(2016)に国の登録有形文化財に登録されています。
本殿・拝殿・幣殿

水無瀬神宮神門
 水無瀬神宮の神門は桃山時代に建てられた薬医門造りの建物です。この門の右側の柱に石川五右衛門の手形という説明文が掲げられています。名刀を盗みに入ろうとした五右衛門は神威により門内へ入れず、立ち去った時に残した手形が残されているというものです。神門は平成28年(2016)に国の登録有形文化財に登録されています。
水無瀬神宮神門

離宮の水
 離宮の水は、大阪府で唯一「全国名水百選」に選ばれた名水です。水は地下から水をくみ上げる水無瀬川の伏流水です。サントリー山崎工場も、同じ系統の水をウイスキーの仕込みに使っているそうです。
離宮の水


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