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大阪の旅と歴史
大阪の旅       富田林市

旧杉山家住宅
きゅうすぎやまけじゅうたく
大阪府富田林市富田林町14ー31
Tel 0721-23-6117


 江戸時代富田林寺内町の4ヶ村から町年寄が8人選ばれ、町政をつかさどっていました。杉山家は筆頭町年寄の家柄で、この町の創設にもかかわったといわれる実力者でもありました。貞享2年(1685)に酒造株を取得した後は、造り酒屋として成功しました。
 当初30石であった酒造石高は元禄10年(1697)に104石、天明5年(1785)には1103石と繁盛させました。しかし、明治中期に酒税(造石税)が導入されたことや、灘・伏見などの大規模酒造メーカーとの競争にやぶれ廃業したそうです。富田林市に昭和58年(1983)売却されています。


旧杉山家住宅主屋(国重文)
 旧杉山家住宅は間口24.5m、奥行11.9m、一部二階建ての入母屋造り、段違の建物です。江戸時代前期の元和から万治年間(1615-1660)頃に建てられています。数奇屋風書院造りの大床の間、座敷、奥座敷、茶室と農家風の土間があります。昭和58年(1983)に国の重要文化財に指定されています。
旧杉山家住宅

石上露子生家
 旧杉山家住宅は石上露子(いそのかみつゆこ)の生家でもあります。露子は本名を杉山孝といい、明治15年(1882)に杉山家の長女として生まれました。与謝野晶子、山川登美子、茅野雅子、玉野花子とともの、「新詩社の5才女」と呼ばれました。旧家の家督を継ぐ運命のため、思いこがれた初恋の人に対するかなわぬ思いを詠んだ「小板橋」は有名です。
石上露子生家


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