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奈良の旅と歴史
滋賀の旅    犬上郡甲良町

甲良神社
こうらじんじゃ
滋賀県犬上郡甲良町尼子1
Tel 0749-38-8115


 甲良神社は尼子駅の東約1kmのところ、田園地帯の森の中に鎮座しています。祭神は武内宿禰(たけのうちのすくね)で、天武天皇の時代(7世紀後半)に筑紫国(福岡県)高良明神を勧請したのが始まりといわれる古社です。昔は甲良荘の総社で、松宮大明神と称していたそうです。
 明治16年(1883)、甲良神社が改築された時、旧本殿を西へ移してご神体を臨時に祀る仮殿にしました。これを権殿(ごんでん)といい、現在も本殿の横に鎮座し、国の重要文化財に指定されています。


甲良神社権殿(国重文)
 甲良神社の権殿はもとの本殿で、室町中期に火事で焼けた後再建された建物の一部といわれています。昭和25年(1950)の解体修理の際、向拝奥肘木から「寛永十一年」の墨書銘が発見され、寛永11年(1634)に昔の材料を残しながら再建された建物と推察されます。
甲良神社権殿
 権殿の正面の柱間2.736m、奥行は母屋と向拝をあわせて4.687m、一間社流造り、檜皮(ひわだ)葺きで、大正4年(1915)に国の重要文化財に指定されています。前の屋根が曲線形に長く延びて向拝になる流造りの形式です。蟇股や柱、梁などに彫刻が施され、装飾の豊かな建物です。
甲良神社権殿
 正面を除く3面は一間社の板壁ですが、背面のみ中間に柱を立てて、2間となっています。内部は内陣と外陣に分れています。外陣の床は縁より一段高くなっています。正面では腰長押の下に格狭間の蹴込み板が入っています。この透模様の蹴込み板は松材で、その細工の仕方から室町時代のものと考えられています。
甲良神社権殿

甲良神社本殿
 甲良神社の本殿は、建物全体が直線的な神明造り(しんめいつくり)です。明治までは甲良大明神、松宮大明神と称していましたが、明治5年(1872)に甲良神社と改称し村社になりました。明治16年(1883)に郷社に昇格し、この年、本殿を新築しています。
甲良神社本殿

甲良神社拝殿
 甲良神社の拝殿は、間口4間2尺 奥行3間2尺、単層、四方は吹き放しで舞殿のようで、大正15年(1926)に再建さた建物です。拝殿の棟鬼板(とうきばん)に佐々木神社の神紋と同じ四つ目が使われていたことから、近江源氏佐々木氏と関係の深い神社だと考えられています。
甲良神社拝殿

甲良神社蔵
 甲良神社の蔵には4つの扉があります。一番左端には氏神さんの御輿、残り三つに各部落の太鼓が入っています。4月中旬の例祭に使われます。
甲良神社蔵


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