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奈良の旅と歴史
滋賀の旅    甲賀市

新宮神社
しんぐうじんじゃ
滋賀県甲賀市(こうかし)甲南町新治(しんじ)1172


 新宮神社は、明治時代以前は新宮大明神と呼ばれていました。甲南町森尻にある矢川神社、水口町三大寺にある日吉神社とともに「杣(そま)三社大明神」と呼ばれ、杣荘22ヶ村の鎮守とされていました。杣は天皇や寺社が造営・修理用の材木を育てた場所でした。
 新宮神社は、新宮荘の総社として栄えました。新宮9ケ村の村社で、一宮は伊弉冉命を主祭神とする紀伊熊野大社、ニ宮は速玉之男命を祀る常陸鹿島大社、三宮は天之忍穂耳命を祀る勝手明神の三神を祭っています。


新宮神社表門(国重文)
 新宮神社の表門は室町時代後期の文明17年(1485)に建てられています。寄棟造り、茅葺きの、三間一戸の楼門です。本来は二層の楼門となるところ、上層部は造られなかったようです。優美な彫り物や木組みなどの細部の意匠に優れています。大正13年(1924)に国の重要文化財に指定されています。
新宮神社表門

新宮神社本殿一之宮
 新宮神社の本殿の一之宮は天平4年(732)倉治村の字熊尾に勧請され、延暦年間(782-806)に新宮上野に移されました。元亀2年(1571)に兵火により焼失し、天正2年(1574)に再建されました。現在の建物は安永6年(1777)に再建された建物です。大型の三間社で、正面に千鳥破風・軒唐破風を付けています。甲賀市の有形文化財に指定されています。
新宮神社本殿一之宮

新宮神社本殿二之宮
 新宮神社の本殿の二之宮は長和2年(1013)に勧請しています。現在の建物は一之宮と同じく安永6年(1777)に再建された建物です。配置形式や規模、形式は一之宮とほぼ同じですが、一之宮は浜床にも擬宝珠高欄を設け格式を上げています。
新宮神社本殿二之宮

新宮神社本殿三之宮
 新宮神社の本殿の三之宮は一間社です。承応元年(1652)まで森尻の矢川神社の境内社の勝手大明神でした。承応年間(1652-1655)にここに遷座され、天之忍穂耳命(あまのおしほみみのみこと)を祀っています。この神は天照大御神の子で、下界へ降ることを拒み通し、高天原にとどまった神です。
新宮神社本殿三之宮


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