あなたは 番目の訪問者です。(ogino作成共通カウント)
直線上に配置
奈良の旅と歴史
滋賀の旅    守山市

東門院(守山観音)
とうもんいん(もりやまかんのん)
滋賀県守山市守山2ー2ー46
Tel 077-582-2193


 東門院は守山観音とも呼ばれる天台宗のお寺です。JR守山駅の北西約800mのところにあります。延暦寺開基に際して四境に門が構えられ、比叡山の東門として建立したのが始まりといわれています。
 東門院は数々の戦火に遭いながらも信仰を集め、門前町を形成、守山宿とともに中心的役割を果たしてきました。江戸時代には朝鮮通信使の宿所として利用され、格式の高いお寺でした。昭和61年(1986)本堂、庫裏などが焼失し、本尊の十一面観音菩薩像なども被害を受けました。
 平成3年(1991)に本堂などが再建され、修復された仏像も安置されました。護摩堂に安置されている不動明王坐像は平安後期の作で国の重要文化財に指定されています。また、境内にある石造五重塔は国の重要文化財、その両サイドにある石造宝塔と石造宝篋印塔は国重要美術品に指定されています。


東門院石造五重塔(国重文)
 東門院の石造五重塔は高さが2.86mもあります。一番下の塔身は、日本最古の石塔である石塔寺の塔と同じく、前後2石を合わせているめずらしいものです。正面に阿弥陀、背面に釈迦と見られる仏座像を刻んでいます。屋根は軒裏が軒先に向かって反り上がり、軒反りは少なく古風な造りの鎌倉前期のものとみられています。昭和36年(1961)に国の重要文化財に指定されています。
石造五重塔

東門院石造宝篋印塔
 東門院の石造宝篋印塔は石造五重塔の右にあります。基礎の幅に対して高さが低く、基礎の反花蓮(はんかれん)や格狭間(こうざま)、開花蓮(かいかれん)の様式や手法などから鎌倉時代の建立と考えられています。昭和36年(1961)に国の国重要美術品に指定されています。
石造宝篋印塔

東門院石造宝塔
 東門院の石造宝塔は石造五重塔の左にあります。基礎や塔身の幅に対して高さが低く、細部の様式や手法から鎌倉時代の造立と推察されています。昭和36年(1961)に国の国重要美術品に指定されています。
東門院石造宝塔


滋賀県トップページへ  旅と歴史トップページへ 


直線上に配置

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送