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奈良の旅と歴史
滋賀の旅    長浜市木之本町

西徳寺
さいとくじ
滋賀県長浜市木之本町赤尾601
Tel 0749-82-2922


 西徳寺は塩津街道と北国街道が交わる木之本町の西の赤尾にある真宗大谷派のお寺です。15世紀中期に地元の地侍が道場を開いたのが始まりと伝えられています。国指定重要文化財の本堂は民家のような建物で、惣という自治組織に根付いた真宗道場の典型的な造りになっています。
 惣は、水利配分や水路・道路の修築、境界紛争・戦乱や盗賊からの自衛などで百姓が自治的・地縁的に結合した共同組織(村落形態)です。西徳寺は信長の兵火により焼失しています。宝永6年(1709)に養泉寺阿弥陀堂屋敷跡の寄進を受け、正徳3年(1713)に建てられたのが現在の本堂です。


西徳寺本堂(国重文)
 西徳寺の本堂は間口16.5m、奥行11.5m、単層、入母屋造り、妻入、茅葺きで、南に桟瓦葺きの1間の向拝があります。外観、構造は民家風でありながら内部は真宗本堂形式が整っています。19世紀の中期に改造されされましたが、平成4年(1992)の解体修理で向拝などを除き当初の姿に復されています。
西徳寺本堂
 西徳寺本堂には内陣の仏壇が3つ並び、内陣と外陣の境の中央間が障子引違いであること、東余間の床が外陣と同じ高さであるという古い形式を残しています。惣から発展した在郷真宗本堂の代表的なもので、昭和61年(1986)に国の重要文化財に指定されています。
西徳寺本堂

西徳寺七重石塔
 本堂の向かって右奥に西徳寺の七重石塔が建てられています。高さ3.3mの花崗岩です。鎌倉時代中期の弘安十年(1287)の銘があり、三茎蓮を文様として表した初期の塔で、長浜市の有形文化財に指定されています。
西徳寺七重石塔


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