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奈良の旅と歴史
滋賀の旅    栗東市

大宝神社
だいほうじんじゃ
滋賀県栗東市綣(へそ)7−5−5
Tel 077-552-2093


 大宝神社はJR栗東駅の北方約300mの旧中山道沿いにあります。社域は約2万7千平方mと広く、表門、拝殿、本殿と一直線に並んで建っています。創建は大宝年間(701-704)と伝えられ、古くは大宝天皇社とか今宮応天宮と称したそうです。
 中世には近江の守護大名・佐々木氏の崇敬が篤く、社運は隆盛を極めたそうです。正徳3年(1713)の資料には、境内社34社、神宮寺、本堂、三重塔、護摩堂、薬師堂、神楽堂、鐘桜堂、経堂などが建ち並ぶ荘厳な境内だったと記されているそうです。慶応4年(1863)神仏分離令により佛眼寺と分離し、社名を大宝神社と改めました。

大宝神社表門
 大宝神社の表門は後西天皇の皇女宝鏡寺宮の寄進によって建立されたといわれています。現在の表門は、享保3年(1718)に上棟された総欅造りの四脚門です。間口4.87m、切妻造り、本瓦葺きの大きな門で、左右に築地塀が付いています。
大宝神社表門

大宝神社拝殿
 大宝神社の拝殿は本殿と表門の中間に建てられています。間口3間、奥行3間、入母屋造り、妻入、檜皮(ひわだ)葺きの建物で舞殿のような造りです。16世紀初め頃建てられたと推察されています。四周に切目縁をめぐらせ、柱間は各間とも開放され、内部は広い一室になっています。栗東市の有形文化財に指定されています。
大宝神社拝殿

大宝神社本殿
 大宝神社の本殿は三間社流造り(ながれづくり)、檜皮(ひわだ)葺きで、明治27年(1894)に再建された建物です。このとき約1mの盛土を造り、その上に本殿を建造したそうです。本殿の周りには中門付きの高塀が新しく造られました。
大宝神社本殿

稲田姫社本殿
 大宝神社の摂社・稲田姫社本殿は本殿に向かって左手に建てられています。間口2.21mの一間社流造り(ながれづくり)、檜皮(ひわだ)葺きの建物です。永和元年(1375)の再建といわれ、栗東市の有形文化財に指定されています。彫刻や装飾が少ない簡素な造りです。
稲田姫社本殿

追来神社本殿(国重文)
 大宝神社の摂社・追来神社(おふきじんじゃ)本殿は大宝神社の本殿に向かって右手に建てられています。間口1.97m、奥行3.11m、一間社流造り(ながれづくり)、檜皮(ひわだ)葺きの建物です。弘安6年(1283)の建物で、一間社流造りとしては日本最古の遺構であり、滋賀県最古の神社本殿建築でもあります。
追来神社本殿
 追来神社は、地主の神として大宝年間以前より、この綣の地に鎮座されていたようです。伊吹山に座す多々美彦命を祀っています。若宮権現ともいわれ、旧名は意布伎(伊不伎)神社と記されています。式内社の意布伎神社ことを指していると考えられています。追来神社本殿は明治39年(1906)、国の重要文化財に指定されています。
追来神社本殿


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