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奈良の旅と歴史
滋賀の旅    野洲市

稲荷神社
いなりじんじゃ
滋賀県野洲市小篠原768−1
Tel 077-588-0017


 稲荷神社は野洲駅の東約1.5km、国道8号線沿いの東側に位置しています。天智天皇壬申の乱に野洲河原で戦死した人々の供養と鎮護国家を祈願して福林寺が建てられました。その守護神として稲荷神社は天暦2年(948)に創建されました。伏見稲荷大明神が勧請され、小篠原の氏神として崇敬されました。
 永禄年間の争乱で福林寺の伽藍は衰亡し、当社と福林寺の真福院のみが残りました。寛永10年(1633)、松平陸奥守より禁制を与えられ、元禄16年(1703)に志礼から現在地に遷座され、正一位稲荷大明神の宗源宣旨を受けました。
 享保14年(1729)、松平家の京屋敷にあった中門が稲荷神社に奉納移築されました。明治41年(1908)、稲荷神社は村社に指定され、大正3年(1914)には十二所神社、三神社、大神社、岩神神社を合祀しました。
 閑静な境内には、拝殿、本殿のほか、神門、神輿庫、祭器庫、手水舎、社務所や、古宮神社、若宮神社 愛宕神社 薬弘社などの境内社が建てられています。古宮神社(十二所神社)は廃寺になった福林寺本堂の上座に建てられていた建物で国の重要文化財に指定されています。

稲荷神社拝殿
 稲荷神社の拝殿は境内のほほ中央に建てられています。間口3間、奥行3間、入母屋造り、本瓦葺きの建物です。舞殿のような造りで、四方吹き抜けになっています。奥には稲荷神社本殿や古宮神社本殿が鎮座しています。
稲荷神社拝殿

稲荷神社本殿
 稲荷神社の本殿は拝殿の背後の一段高くなっているところに鎮座しています。向かって左には国指定重要文化財の境内社古宮神社本殿があります。稲荷神社本殿は間口5尺6寸、奥行5尺4寸、一間社流造り(ながれづくり)の柿(こけら)葺きです。
稲荷神社本殿

古宮神社本殿(国重文)
 稲荷神社の境内社である古宮神社(ふるみやじんじゃ)の草創は鎌倉時代です。本殿は近くの福林寺境内にあった十二所神社でした。大正3年(1914)、稲荷神社に合祀され、移築されたものです。稲荷神社境内社古宮(こみや)神社本殿として大正6年(1917)に国の重要文化財に指定されています。
古宮神社本殿
 本殿は一間社流造り(ながれづくり)、柿(こけら)葺きです。組物や頭貫(かしらぬき)の木鼻、向拝の蟇股(かえるまた)などの意匠から室町時代中期に建てられたと考えられています。母屋(もや)正面の鴨居の上の欄間や向拝の蟇股に、唐草文様の華麗な彫刻が彫られています。
古宮神社本殿


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