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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    有田郡有田川町

安楽寺
あんらくじ
和歌山県有田郡有田川町(ありだがわちょう)二川428
Tel 0737-23-0355


 光明山安楽寺は真言宗のお寺で、二川バス停から南へ400mほどのところにあります。安楽寺の寺号は、鎌倉時代末期に護良親王によって付けられたといわれています。阿弥陀堂に安置されていた多宝小塔は国の重要文化財に指定されています。応永7年(1400)の銘をもつ銅製の鰐口は和歌山県の文化財に指定されています。
 安楽寺多宝小塔は高さが2m弱の3間多宝塔で、屋根は本瓦形板葺きです。厨子として造られたものと思われ、中には大日如来が祀られています。瓦に見立てた部材は女竹を使用しており非常に珍しい多宝小塔です。


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