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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    有田郡有田川町

吉祥寺
きちじょうじ
和歌山県有田郡有田川町(ありだがわちょう)粟生285
Tel 0737-22-0051


 吉祥寺は浄土宗のお寺で旧清水町西端の有田川町沿いの粟生にあります。薬師堂は光明山医王院東福寺と称した2kmほど東にある岩倉神社の別当寺・東福寺の建物と伝えられています。江戸時代に吉祥寺の末寺となり、管轄は吉祥寺になっています。
 吉祥寺の創建年代は不明ですが、寺伝では仁安年間(1166-1169)以前の開創で、のちに南朝の勅願寺に定められ、寺領70石を寄せられたようです。その後、応永34年(1427)、快賢が現在の薬師堂を建立しました。そして、元禄4年(1691)に真言宗から浄土宗に転宗しています。
 境内には本堂、庫裏、薬師堂などの堂宇が建ち、茅葺きの薬師堂と、木造薬師如来坐像ほか6体が国の重要文化財に指定されています。また、3歳になった子供が村入りの儀式を行うおも講と堂徒式は和歌山県の無形文化財に指定されています。村人が御堂に籠って念仏回向する十夜会式(じゅうやえしき)という古い行事が残されています。


吉祥寺薬師堂(国重文)
 吉祥寺の薬師堂は間口3間、奥行3間、8.26m四方の小堂で、単層、寄棟造り、茅葺きです。応永34年(1427)に再建された建物で、構造形式は法音寺本堂(有田郡有田川町)とよく似ています。円柱建てに、四方に縁側を廻らせた建物で、屋根はかなりの急勾配で、頂上に置く箱棟は茅葺きでは珍しいものです。
吉祥寺薬師堂
 吉祥寺の薬師堂は、大正6年(1917)に国の重要文化財に指定されています。また内部の唐様式須弥壇の上に安置されている一間の厨子も付指定になっています。切妻造り、板葺きで、正面に桟唐戸を納めています。
吉祥寺薬師堂


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