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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    御坊市

日高別院
ひだかべついん
和歌山県御坊市御坊100
Tel 0738-22-0518


 日高別院は浄土真宗本願寺派のお寺で、正式には本願寺日高別院といい、京都市にある西本願寺の別院です。日高御坊、御坊所、御坊様、大御堂(おみど)さんなどと親しく呼ばれ、御坊市の市名の起源となった由緒のあるお寺です。
 紀伊続風土記によると、享禄元年(1528)、摂津国江口の戦いで三好長慶の軍勢に敗れた湯川直光は、山科本願寺の証如の助力で小松原館に帰ることができました。このことに感謝し、天文年間(1532-1555)に吉原浦(現美浜町吉原)に一堂を建て、次男の信春を出家させたのが始まりです。
 信春は唯可と名を変え、石山本願寺に移った証如に拝謁、祐存という法名をもらいます。坊舎の号も許可され、吉原坊舎と称しました。 天正13年(1585)の羽柴秀吉による紀州征伐で、吉原坊舎と湯川氏の居城・亀山城は焼失しました。
 祐存は薗浦の椿原に仮堂を建て、薗坊舎と称しました。文禄4年(1595)、領主の浅野幸長より現在の地を与えられ、普請奉行・佐竹伊賀守らの助力で薗坊舎を移し、鷺森御坊の別院として再建しました。明治10年(1877)に本願寺日高別院の称を得て今日に至っています。
 境内には文政8年(1825)に再建された本堂をはじめ鼓楼、鐘楼、表門、裏門などが御坊市の有形文化財に指定されています。また文禄年間に坊舎移転の折に植えられたと伝えられる推定樹齢400年のイチョウの木は和歌山県の天然記念物に指定されています。


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