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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    橋本市

利生護国寺
りしょうごこくじ
和歌山県橋本市隅田町下兵庫732
Tel 0736-32-2123


 利生護国寺は覚王山利生院と号する真言律宗のお寺です。地元では「大寺」と呼ばれています。寺伝などによると奈良時代に聖武天皇の勅命で僧行基が畿内四十九院の一つとして創建したといわれています。
 その後、寺は荒廃しましたが、弘安年間(1278-88)に鎌倉幕府5代執権であった北条時頼により再興されました。永仁6年(1298)の記録には鎌倉幕府の祈祷寺三十四か寺の一つになり、隅田荘のみならず鎌倉幕府の信仰を得ていたようです。
 南北朝から室町時代にかけても地方寺院としてある程度の規模を有していたようです。後村上天皇綸旨(りんじ)や長慶天皇綸旨、畠山義就(よしなり)・基家らの寺領安堵の古文書を伝えています。


利生護国寺本堂(国重文)
 利生護国寺の本堂は間口5間(9m)、奥行4間、単層、寄棟造り、本瓦葺きの建物です。間取は前方1間通を外陣とし、内陣は中央3間四方を占め、その両側に1間に奥行3間の脇陣を設けています。
利生護国寺本堂
 本堂は室町時代前期の元弘から明徳年間(1333-1392)に再建されたものと思われます。南北朝時代のはじめに兵火により焼失し、天授年間(1375-81)頃に再建されたという説が有力です。
利生護国寺本堂
 南北朝時代の本堂建築で、全体の姿は簡素で優雅、本格的な様式を踏襲しています。内部の柱や天井、床板、菱形欄間、連子窓などは創建当時のままです。昭和40年(1965)に国の重要文化財に指定されています。
利生護国寺本堂


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