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和歌山の旅
海南市
藤白神社
ふじしろじんじゃ
和歌山県海南市藤白466
Tel 073-482-1123
藤白神社は海南市の南東部、藤白峠の麓近くにあり、熊野詣での礼拝所の神社でした。境内には、信仰の旅の道としてひらけた熊野古道九十九王子の一つで、そのなかでも別格とされた五体王子のひとつ「藤代王子の旧址」があります。和歌山県の史跡に指定されています。
藤白神社は藤代神社、藤白権現、藤白若一王子権現などとも呼ばれました。藤白鈴木氏が代々神職を務め、鈴木姓の発祥の地とされる鈴木屋敷もあります。万葉の時代、斎明天皇(655-661)が、紀の湯(白浜町)に行幸の際、この地を訪れ小祠を祀ったのが始まりと伝えられています。
神亀元年(724)、聖武天皇の和歌浦行幸の際、勅命で行基がここから熊野大社を遙拝したそうです。その後、熊野行幸がさかんになるにつれて、熊野遙拝所として栄えました。
建仁元年(1201)、後鳥羽院の熊野詣の時、藤白の次の宿泊地であった湯浅で歌会が催され、その歌会で詠まれた歌が藤白王子に献納されています。この時に舞われたのが「藤白の獅子舞」で、和歌山県の無形文化財に指定されています。
藤白王子権現本堂
境内にある藤白王子権現本堂は藤代王子を顕彰する堂宇です。神宮寺であった中道寺に祀られていた本地仏3体と、藤代王子の本地仏1体を祭神として祀っています。豊臣秀吉の紀州征伐の際、他のお寺に避難させていたものを江戸時代に復したものです。
藤白王子権現本堂
有間皇子神社
境内には有間皇子(ありまのみこ)神社があります。有間皇子は孝徳天皇の子で、斉明4年(658)、蘇我赤兄(あかえ)に謀られ謀反の疑いで捕まり、藤白坂で国襲に謀殺されました。
有間皇子神社
楠神社
楠神社は古来子守の宮として広く信仰されました。紀州の生んだ世界的学者・南方熊楠は、藤白王寺の境内にあるこの社から「熊」・「楠」の字を授けてもらっています。この社から名を授けてもらい神の加護によって無事成長することを祈りました。藤白王子は周辺二十四か村の産土神で、昔から楠神社から名を授かる風習がありました。
楠神社
藤白神社の楠
藤白神社の境内には三カ所に分かれて楠の大木が合計5本あります。中でも本殿前の楠は幹周り10mを越えています。これらの楠は子守の楠神(くすがみ)さんと呼ばれ親しまれ信仰の対象になっています。藤白神社のクスノキ群として平成10年(1998)に海南市の天然記念物に指定されています。
藤白神社の楠
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