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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    紀の川市

鞆渕八幡神社
ともぶちはちまんじんじゃ
和歌山県紀の川市中鞆渕58
Tel :0736-79-0198


 鞆淵八幡神社は旧粉河町の南東の鞆渕地区にあります。元は石清水八幡宮の荘園である鞆淵荘の産土神を祀るために石清水八幡宮の別院として平安時代に創建されたといわれています。応神天皇、仲哀天皇、姫大神を祭神として祀っています。
 中世、神仏習合の盛んな頃、神宮寺・供僧坊などを置いて繁栄しました。朝廷、源氏諸家の崇敬が厚かったようです。安貞2年(1228)に石清水八幡宮から神輿が送られました。その神輿は沃懸地螺鈿金銅装神輿という名で国宝に指定されています。
 弘安2年(1279)、高野山天野大社(丹生都比売神社)とともに、大いなる御神徳があったとされ、第1回の正遷宮が行われました。以来、式年遷宮は30回を越えています。建武元年(1334)、後醍醐天皇の勅命により、高野山領となっています。
 境内には杉、檜の古樹、老木が多く、本殿、絵馬殿、大日堂、神輿庫、玉垣などの諸殿が静かなたたずまいを見せています。境内右寄りにある大日堂は、神宮寺当時の本堂にあたります。本殿とともに国の重要文化財に指定されています。


鞆淵八幡神社本殿(国重文)
 鞆淵八幡神社の本殿は向拝一間がある三間社流造りで、檜皮葺きです。室町時代中期の寛正3年(1462)に建てられています。昭和11年(1936)に国の重要文化財に指定されています。棟札8枚も残されていて、これも付指定になっています。
鞆淵八幡神社本殿
 身舎(もや)は1軒の繁垂木(しげだるき)で、前流れの屋根が急な曲線を描いています。外陣の両側面は腰板壁の上に連子を飾って美しく、身舎蟇股(かえるまた)の鹿の彫刻は建築装飾にみる最古のものといわれています。
鞆淵八幡神社本殿

鞆淵八幡神社大日堂(国重文)
 鞆淵八幡神社の大日堂は神宮寺当時の本堂にあたり、大御堂(おおみどう)ともよばれ、境内の右寄りの本殿より一段低いところに建っています。間口5間、奥行5間、単層、寄棟造り、本瓦葺きで、室町時代前期の元弘から元中(1333-1392)頃に建てられたと思われます。
鞆淵八幡神社大日堂
 大日堂は昭和6年(1931)に国の重要文化財に指定されています。内部の須弥壇(しゅみだん)上には屋根が作られていない和唐折衷の三間厨子があり、これも国指定重要文化財です。本尊大日如来や仏像8体、祭礼用の木製椅子などは和歌山県の有形文化財に指定されています。
鞆淵八幡神社大日堂


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