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和歌山の旅と歴史
和歌山の旅    和歌山市

和歌山県立紀伊風土記の丘
わかやまけんりつきいふどきのおか
和歌山県和歌山市岩橋1411
Tel 073-471-6123


 和歌山県立紀伊風土記の丘は和歌山駅東方3km、大谷、大日山東麓の標高150mの丘陵地にあります。65ヘクタールという広大な敷地全体が博物館施設になっている史跡公園です。国の特別史跡に指定されている「岩橋(いわせ)千塚古墳群」の保全と公開を目的として昭和46年(1971)にオープンしました。
 園内には約430基の古墳が分布し、復元した竪穴式住居、移築した江戸時代の古民家集落、資料館および万葉植物園などで構成されます。旧谷山家住宅と、旧柳川家住宅は国の重要文化財に指定されています。


紀伊風土記の丘資料館
 紀伊風土記の丘資料館は国指定の特別史跡「岩橋千塚古墳群」などから、和歌山県内の遺跡・古墳等から出土した埴輪や土器などの品の保存・研究・公開を主たる目的として、郷土出身の実業家松下幸之助の寄付により建てられました。建物は高床倉庫をイメージして建てられています。
紀伊風土記の丘資料館

旧谷山家住宅(国重文)
 旧谷山家住宅は、もと塩津の浜に面して建てられていた漁家です。主屋は間口9.5m、奥行5m、土蔵造りの一部2階建て、南側に間口3m、奥行5m、切妻造りの建物があり、東と北に庇が付けられています。倉は土蔵造りで、間口4.8m、奥行4m、切妻造り、本瓦葺きの建物です。棟礼により寛廷2年(1749)に建てられています。
旧谷山家住宅
 主屋は敷地にあわせて縦に長い台形の平面です。全体に居室が少なく、ほとんど吹抜けの土間になっています。通りに面した正面には出入口を設けていなかったり、2階の窓に三重の戸が用いられているのは、海からの強風に耐えるためだと思われます。主屋と倉は昭和44年(1969)に国の重要文化財に指定されています。
旧谷山家住宅

旧柳川家住宅(国重文)
 旧柳川家住宅はもとは漆器の産地として名高い海南市黒江にあった建物です。主屋の居室部は間口10.6m、奥行7.9m、2階建て、切妻造り、本瓦葺きで、西と東側に庇が付けられています。座敷部は間口9.8m、奥行4.9mで、入母屋造り段違、桟瓦葺きで、北側に庇が付けられています。
旧柳川家住宅
 前蔵は土蔵造で、間口10.6m、奥行5.9m、2階建て、切妻造り、本瓦葺きです。江戸時代後期の文化4年(1807)に主屋といっしょに建てられています。柳川家は大庄屋をつとめた家柄です。この町家は材料がよく吟味され意匠もすぐれています。主屋は昭和44年(1969)に、前蔵は翌年に国の重要文化財に指定されています。
旧柳川家住宅

旧谷村まつ氏住宅
 旧谷村まつ氏住宅は、もと有田川中流の旧清水町(現在有田川町)に建てられていました。東西に長い敷地の西端に北面して主屋が建てられ、他には納屋があっただけです。18世紀後期の建物と推定されています。屋内平面は三間取りで、この地域の民家のかなり古い形を継承していることがわかります。和歌山県指定文化財です。
旧谷村まつ氏住宅

旧小早川梅吉氏住宅
 旧小早川梅吉氏住宅はもと中津村三佐(現在日高川町)にあった茅葺きの農家で、東西に細長い敷地の東端に主屋があり、その西に納屋がありました。主屋は間口3間半、奥行3間強の小規模な建物で、18世紀後半頃に建てられたとみられます。建築形式に二間取りという古い形式を残している貴重な住宅で、和歌山県指定文化財です。
旧小早川梅吉氏住宅

地びき網用和船
 日高町産湯海岸で実際に地びき網漁に使用されていた和船が残されています。全長11.05m、最大幅2.24m、船体部高さ0.9mで、スギとヒノキで昭和38年(1963)に造られています。アミブネと呼ばれる2艘の和船が、沖合の同じ所から網を置きながら左右に分かれて魚群を包囲し、両端の網を陸に引いて魚を捕る漁法です。和歌山県指定有形民俗文化財です。
地びき網用和船

竪穴式住居
 資料館の南側には、古墳時代の住居である竪穴式住居が復元されています。和歌山市鳴神の音浦遺跡で発掘調査され古墳時代の竪穴式住居跡(5世紀末)を復元のモデルにしています。屋根の高さは床面から約4.5m、内部は約4.5m×約5.2mの14畳ほどです。中央に柱が4本たち、カマドと食料の貯蔵穴があります。
竪穴式住居


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