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広島の旅と歴史
広島の旅    広島市

三瀧寺
みたきでら
広島県広島市西区三瀧山411
Tel 082-237-0811


 三瀧寺は三滝山の中腹にある高野山真言宗のお寺です。三滝山は古く茶人の上田宗箇が城下の茶室の借景として松を植えたことから宗箇山とも呼ばれています。三瀧寺は中国33観音の第13番札所や広島新四国88ヶ所霊場第15番札所になっています。
 寺伝によれば三瀧寺は大同4年(809)に空海(弘法大師)によって創建されました。三滝山の谷間にあり、「三滝観音」として古くから親しまれています。苔むした参道には300余りの石仏や歌碑が点在し、深山幽谷の風情があります。四季折々の自然に囲まれ、秋の紅葉はみごとで、広島の名所のひとつになっています。
 境内には水流の異なる「駒ヶ滝」「梵音の滝」「幽明の滝」の3つの滝があり、その水は広島の平和記念式典の献水に使われています。
 境内入口の上に立つ朱塗りの多宝塔は、原爆死没者の慰霊のために昭和26年(1951)にこの三瀧寺に移築された塔です。元は和歌山県の広八幡神社に建立されたもので、県の重要文化財に指定されています。毎年8月6日と秋の多宝塔本尊・阿弥陀如来御開帳法要の時には、慰霊法要が厳修され、幾十万もの犠牲者の菩提が念じられます。
 原爆投下後、三瀧寺は臨時救護所となりました。そのため、原爆死没者の慰霊碑が多く見られます。境内の想親観音堂・鐘楼・稲荷社・三鬼権現堂・鎮守堂は、広島市の被爆建物リストに登録されています。三鬼権現堂には三鬼大権現が祀られています。
 多宝塔内には国の重要文化財に指定されている木造阿弥陀如来坐像が安置されています。元は大阪府河内長野市日野の観音寺に伝来した像で、胎内に仁平4年(1154)の銘があります。また本堂に安置されている木造阿弥陀如来坐像は広島市の重要有形文化財に指定されています。


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