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広島の旅と歴史
広島の旅    尾道市

千光寺
せんこうじ
広島県尾道市東土堂町15−1


 千光寺山(大宝山)の南腹に建つ大宝山千光寺です。本尊は千手観世音菩薩で伝聖太子が創られたものだといわれています。火伏せの観音さまとして有名です。
 大同元年(806)開基の名刹です。源(多田)満仲の中興といわれる古寺です。満仲は源氏興隆の祖先になります。
 朱塗りの本堂は懸崖造りで「赤堂」と呼ばれています。左は地蔵堂です。本堂の横には巨大な奇岩「三重岩」(みかさねいわ)が迫っています。その下にはお地蔵様が鎮座していました。
 古来伝説によると、昔、夜になると港町の尾道の海上や町を照らし、船の安全に一役かったと伝えられる巨岩・玉の岩(宝珠岩)が岩のてっぺんにあったそうです。
三重岩
 残念ながらこの宝玉は、外国人にだまし取られたといわれていますが、現在は七色に光る電飾の玉が乗っています。この伝説から光を照らしたこの宝玉のあるお寺を、「千光寺」と呼ぶようになったといわれているそうです。
千光寺本堂
 玉の岩の他にも千光寺には「ポンポン岩」、「梵字岩」、「鏡岩」、「夫婦岩」など、たくさんの不思議な岩があります。
 崖上に張り出した舞台造の本堂からは尾道市街や尾道水道が一望できます。尾道水道は狭い海峡です。渡船の航路は4本もあるそうです。対岸は向島町です。
 境内の前面には除夜の鐘でおなじみの竜宮造の鐘堂「驚音楼」があります。「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。
驚音楼
 千光寺山の中腹から、尾道の町に、驚音楼の美しい音色を響かせています。ここからも風光明媚な瀬戸の島々と尾道市街を一望できます。
 寒暁に鳴る
    指弾せしかの鐘か

         山口 誓子
 「岩割の松」がありました。松の根が岩を割って張り付いています。それにしても、この千光寺には不思議な岩や奇岩が数多く見受けられました。
 滑車が上にあり数珠を引っ張り回しています。回すと、コトンと大きな音を出します。数珠は108個あり1つ1つ回しながら、煩悩を落としていくのです。


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