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岡山の旅と歴史
岡山の旅       美作市

長福寺
ちょうふくじ
岡山県美作市真神414
Tel 0868-74-2026


 真木山長福寺は真言宗御室派のお寺です。本尊は木造十一面観音立像で国の重要文化財に指定されています。三重塔は鎌倉時代中期の弘安8年(1285)に天台宗の円源上人によって建立された岡山県下で最古の木造塔建築です。
 長福寺は現在の真木山麓ではなく、三重塔とともに真木山の山頂にありました。弘安8年(1285)円源が再興し、65坊もの僧坊で繁栄しました。度重なる火災に遭い、昭和3年(1928)に寺院が、昭和26年(1951)に塔が現在の位置に下がりました。
 高さ約22mの三重塔は国の重要文化財に指定されていて、岡山県下最古の木造建築です。ちなみに日本最古の三重塔は飛鳥時代の慶雲3年(706)に建てられた国宝の法起寺三重塔です。棟札の銘から鎌倉時代の弘安8年(1285)に大工棟梁の藤原国右衛門尉によって建てられ、その後、寛永年間(1624-1643)や文政6年(1823)に大修理が施された記録が残っています。明治末期にも部分的に修理が行われています。
長福寺三重塔
 大正10年(1921)に、古社寺保存法に基づく特別保護建造物に指定され、昭和25年(1950)に文化財保護法の施行により国の重要文化財となりました。翌年、真木山上から現在地に移築され、昭和55年(1980)に保存修理が完了したということです。
長福寺三重塔
 長福寺には鎌倉末期から室町時代に造られたと思われる檜の寄木造りで高さ258cmの木造十一面観音立像をはじめ、絹本著色十二天像図、絹本著色両界曼荼羅図、絹本著色動明王像図など16点の国指定重要文化財が残されています。


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