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山口の旅と歴史
山口の旅    山口市

古熊神社
ふるくまじんじゃ
山口県山口市古熊1ー10ー3
Tel 083-922-0881


 古熊神社は応安6年(1373)に大内弘世が、京都の北野天神を勧請し、山口北野小路に祀ったのが始まりです。祭神は菅原道真で福部童子を配神としています。福部童子は道真の息子で11歳のときに、左遷先の父がいる太宰府へ向う途中、山口で病に倒れ亡くなり今市の甘露院に葬られました。
 古熊神社が創建したあとは配神として祀られたのです。その後、古熊神社は数度の遷座を経て長者山の麓の御石の森に移りました。そして元和4年(1618)、毛利秀就が現在のこの地に社殿を移し、「今天神」と呼ばれました。
 本殿および拝殿は室町時代に建立されたものを、ここに移築したもので、国の重要文化財に指定されています。境内は梅、桜の名所として知られ、8月25日には福部祭、11月22、23日には山口天神祭が執り行われています。

 古熊神社の本殿は室町時代の天文16年(1547)の厨子銘があり、その頃に建てられています。三間社、入母屋造り、銅板葺き(もとは三間社流造り、屋根檜皮葺き)です。正面3間、側面2間、組物出3斗、中備蟇股、2軒繁垂木、妻叉首組前1間通り外陣正面吹放し、内外陣境にも組物を飾っています。
古熊神社本殿
 本殿の正面にある三つの蟇股に、それぞれ松竹梅の彫刻が見られます。これは我が国で建築の装飾に松竹梅の組合せを取り入れた最も時代の古いものとして有名です。本殿は大正6年(1917)に国の重要文化財に指定されています。
古熊神社本殿
 古熊神社の拝殿は桁行1間、梁間1間の楼門式建物で、屋根は入母屋造り、銅板葺きです。左右に翼廊(よくろう)があり、桁行1間、梁間2間で、屋根は切妻となっています。正面には1間の向拝がついています。
古熊神社拝殿
 この楼門は下方が通路になっておらず、翼廊とともに全面に床が張ってあって、拝殿と同様な役目をしています。山口市内にある今八幡宮楼門と同様の形式で「楼拝殿造り」です。拝殿は昭和24年(1949)に国の重要文化財に指定されています。
古熊神社拝殿


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