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山口の旅と歴史
山口の旅         山口市

瑠璃光寺
るりこうじ
山口県山口市香山町7ー1
Tel 083-922-2409


 保寧山瑠璃光寺は曹洞宗のお寺です。守護大名であった大内氏の家臣の陶(すえ)弘房の夫人は戦死した夫のために吉敷(よしき)郡仁保庄に安養寺を建立し、後に瑠璃光寺に改めました。
 それより先、現在瑠璃光寺がある場所に、大内氏25代の大内義弘は香積寺を建立していました。義弘は応永6年(1399)応永の乱を起こし足利義満に敗れて戦死してしまいます。 
 弟の26代大内盛見(もりはる)は兄の霊を弔うため五重塔の建設を始めました。盛見自身も九州の少弐氏・大友氏との戦いで永享3年(1431)に戦死してしまいます。五重塔はその後嘉吉2年(1442)頃、完成したそうです。
 この五重塔は30年もの歳月をかけて完成されたことになります。国宝に指定されていて、全国で10番目に古く、屋根は30年ごとに葺き替えられています。大正5年(1916)に塔を解体修理した時、組物の斗に嘉吉2年と書かれた墨書が発見されたため時代を解明できたそうです。
 慶長9年(1604)、毛利輝元が萩へ移ったため、香積寺を萩に引寺しました。解体して萩城内の別業四本松邸の資材としたそうですが、五重塔は山口の人々の要望で香積寺の跡地に残されたのです。その跡地に仁保から瑠璃光寺を移築されたのです。
 高さ31.2mで屋根は檜皮葺、2層にのみ回縁(まわりえん)がついています。法隆寺と醍醐寺とともに日本三名塔の一つに数えられ、室町中期における最も秀でた建造物と評されています。


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