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アトラス山脈の見える赤い街‘マラケシュ’
マラケシュ


モロッコの人や物、文化が集まる赤い街

  マラケシュは、カサブランカの南約250kmに位置するモロッコ第二の古都です
11世紀の後半に、原住ベルベル人による最初のイスラム国家であるムラービト朝によって開かれました。次の王朝ムワッヒド朝の時も首都として栄えました。マリーン朝の時はフェズに移りましたが15世紀半ばサアード朝がここを再び首都としました。この時の美しい建造物が現在もたくさん残っています。
 赤い街マラケシュ。街の南方には4000mの高アトラス山脈が、白い雪をいただいて横たわっています。
 フェズに次いでモロッコで2番目に古い街なのです。街は大きく新市街、メディナ(旧市街)、史跡地区の3つに分けられます。建物はすべて日干しの赤レンガで造られており、街全体が赤い印象です。また高い建物もありません。
 メディナの中心はジャマ・エル・フナ広場で、屋台や大道芸人が出てとにかく賑やかです。人が多く集まり、毎日お祭りのような騒ぎです。この広場の北側にあるスークは世界最大ともいわれています。道の両側には店がズラリと並び、衣料品から家具、皮革製品、陶器までさまざまなものが売られています。メディナの西側に建つクトゥビアのミナレットは街のシンボルです。



マラケシュのシンボル
クトゥビアの塔
マラケシュのシンボルとなっているこのミナレット(塔)の高さは65mです。4面それぞれ異なる装飾をもつムーア式の建築の傑作です。
12世紀にムワッヒド朝の創始者アブド・エル・ムーメンによって着工され、その息子のアブー・ヤコブ・ユーセフの時代にモスク部分が完成し、アブー・ヤコブ・エル・マンスールによって1192年ミナレットも完成しました。



サアード朝の墳墓群
サーディアンの墓宮

16世紀サアード朝の王族の墓といわれるサーディアンの墓宮である。代々のスルタン(イスラム王朝の君主が用いた称号)葬られている大廟墓群です。入り口から狭い通路をくぐると廟があり三つの部屋に分かれています
礼拝堂とアル・マンスール王の部屋、それに王妃と子供たちの墓の部屋です。
本来はモスクの方からこの廟に入る道があったのでしょうが墓を守るためか道と墓廟を壁で囲んでしまったので幅1mほどの狭い通路から入るようになっています。この壁を造ったのはアラウィー朝のムーレイ・イスマイルといわれています。1917年に空から発見されるまで誰も存在を知らなかったそうです。



モルッコのアルハンブラ宮殿
バイヤ宮殿
輝く宮殿の別名をもつバーヒア宮殿は、モルッコのアルハンブラ宮殿といわれています。

  ハッサン2世国王も時折宿泊されるというバイヤ宮殿
広大な庭園と豪華な個室。4人の后と24人の側女たちの部屋であったと思われます。中庭には中央にモロッコタイルを貼り詰めた噴水があります。庭の周囲を石の回廊とイスラム様式の各部屋が囲んでいて素晴らしい宮殿です。
アトラスシーダー材の天井には綿密画が描かれています。
建物の内部の装飾は精緻、そして壮麗で天窓からの陽を受けてキラキラ輝いて見えます
ムーア様式で造られた中央の一番広いパティオです。周囲は女たちの個室です。
部屋を仕切るアーチの形にもいろいろな様式のものが取り入れられています。
ムーア式、アラブ風というように建築した人もかなり凝った感じです。

スルタンの逢い引きの場
メナラ庭園

ムワッヒド朝に造られた広大な庭園です。
中央に貯水池があり、その周りはたくさんのオリーブの林が囲んでいます。
 アトラス山脈を背景にしてパビリオンは水に浮いています。
 スルタンたちのデートスポットでもあったといいます。


蛇遣いも出てくる広場
ジャマ・エル・フナ広場

 広場を見下ろすように建つクトゥビアの塔がシルエットとなり影を落とす夕刻、かつての公開処刑場だったこの場所は大勢の人々によって活気づきます。
 裸電球に照らされた屋台が立ち並び、大道芸人たちの舞台となります。猿回しや、蛇使い、火吹き男、アクロバット師、占い師などさまさまです。中でも目立つのは名物、水売りのおじさんです。金色のコップをたくさんかけ派手な色の笠をかぶり水を売るよりモデル料で稼いでいるようです。またジャマ・エル・フナ広場を中心としたメディナが凄いのです。


マラケシュのメディナ
モロッコの老人が道端にうずくまって休んでいます。左右のあちこちからメディナの生活の音が響いてくます。この先は、鍛冶屋のスークと、銅製品のスークです。トンカントンカン軽快な鎚音が近づいています。イスラム教を教えている学校みたいな所もあちこちにあります。
 雨に濡れた1000年
 前の石畳

 マラケシュのメディナは世界遺産に登録されています。
 バナナがたくさん
 売られています。
 オレンジも大きな樽に
 こぼれるくらい高く積ん
 で売っています。
ロバが荷を積んでメディナの狭い道を歩いてきました。 ロバはメディナの大切な運搬屋さんです。時にはロバの先導をする人間なんかも現れます。
 細い足に小さな体、偉いものです。
人が二・三人が、並べばいっぱいになるぐらいの道です。1000年前と変わらぬメディナの古い石道は、高低を繰り返しながら曲がりくねって続いています。
金細工、銀細工のスーク、皮細工のスーク野菜のスーク、肉のスーク、絨毯屋のスーク、お菓子のスーク、オモチャのスーク、ろうそくのスークまであります。呼び込みの声は聞こえません。なかなか値引きもしません。店の主人は、ただ黙って店の前を通る人々を見ているだけです。


騎馬軍団アトラクション
ファンタジア・ディナーショー
ファンタジアというのは、勇壮なモロッコの砂漠の民の祭りです。
 屈強の男たちが馬に乗り、一斉に突撃して、空に向かって鉄砲を撃ち、馬と銃の技を競うのです。

ショーの前、ベルベル(モロッコの先住民族)の衣装を着た女性たちが、ベルベル音楽を唄ってくれます。

モロッコの砂漠の男たちの世界
ショーン・コネリー主演の「風とライオン」に描かれています。
アラビアのロレンスに出てくるような衣装を着た屈強の男たちが繰り広げる馬と射撃のアトラクションです。馬の疾駆する音が聞こえてきます。 闇の中から徐々に騎馬近づいてきます。  アラビア軍団の男たちが馬を手足のようにうまく乗りこなしています。一騎、二騎、三騎、続いてまた一騎。拍手が客席から起こります。二人乗り、三人乗りとショーは続けられていく。けたたましい鉄砲の音と馬の駆ける音、そして爆竹と花火。ものすごく迫力のある演出でした。

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