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世界遺産
シーギリヤ・ロック
Sigiriya Rock
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ダンブッラから車で１時間弱でシギリヤに着きます。「シーギリヤ・ロック」 と呼ばれる高さ２００ｍの赤褐色の広大な岩の塊です。５世紀後半、この頂上に華麗な王宮が建てられたのです。 |
| アヌラーダプラ時代の紀元後４５９年から４７７年まで、カッサパ王は頂上にある砦からこの岩を要塞へと変えさせ、18年間首都として機能させました。 |
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狂気の王 「カッサパ王」は紀元４５９〜４７７年アヌラーダプラを統治した父でもあるダートゥセーナ王を殺害し王位につきました。王族出身の母を持つ弟モッガラーナに王権を奪われることを恐れて、ここシギリヤ・ロックの頂上に宮殿を建設したのでした。 |
| 「水の広場」Ｗａｔｅｒ Ｇａｒｄｅｎにある「王の沐浴場」Ｒｏｙａｌ Ｂａｔｈｉｎｇ Ｐｏｏｌｓ |
| イギリス統治下の１８７５年、イギリス人が壁画を発見しました。「シーギリア・レディ」と呼ばれるスリランカを代表する世界的な芸術です。５世紀の作品とは信じがたいほど鮮やかな美女達の壁画です。 |
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シーギリア・レディ
Frescoes-the Sigiriya Maidens
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裸の女性が上流階級の人で、服を着ている女性が侍女ではないかと考えられています。 |
| また裸の女性は天国に住むアップサラという妖精で、頂上にいるカーシャパ王を守ってくれていたという説もあります。 |
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カーシャパ王は父のダートゥセーナ王を監禁し王位を剥奪し、さらに父親に恨みをもつ家臣に父を殺害させました。この父の霊を鎮めるために美女達の壁画を描かせたといわれています。 |
| 美女達はこの岩山の壁に５００人も書かれていたといわれますが、現在残っているのは１８人だけです。 |
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風雨にさらされ浸食されてしまったり、１９６７年のバンダル人の攻撃で剥がされたりしたものもあったそうです。 |
| これらはターマイトンという粘土の上に石灰と砂を混ぜた粘土で中塗りし、蜂蜜の混じった石灰で上塗りされています。そして草木や花などの汁で色づけされています。 |
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カーシャパ王が玉座を頂上に置いてから１１年後、インドに亡命していた異母弟のモッガラーナが攻めてきました。王の軍隊は総崩れになり王も自らの命を絶ちました。 |
| モッガラーナは王となり首都をアヌラーダプラにもどしました。シーギリアの王宮は僧たちに寄進しました。その後ここは埋没し１９世紀後半まで発見されませんでした。 |
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ライオンの入り口
Ｌｉｏｎ Ｔｅｒｒａｃｅ
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シーギリヤとは「ライオンの喉」という意味だそうです。岩山の北側の広場にライオンの爪の形をした宮殿の入口があります。 |
| 昔は前足だけでなく、足や頭部もあって、ライオンが口を大きく開けていて、中に入っていくとライオンの喉を通るというのでシーギリアという名前がついたのではないかと推察されます。 |
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ライオンの入口から階段を上っていくと急傾斜の岩になり壊れそうな細い階段が頂上まで続いています。 |
王宮跡
Royal Palace
| 頂上の遺跡は宮殿、職員住居、池、庭園、聴衆ホール、砦の遺跡等があり、1.5ヘクタールにもわたっています。とはいっても石の土台が残っているだけでした。その代わり展望は素晴らしいものでした。ただ風もハンパではありませんでした。 |
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ガイドと称するたくさんの青年が岩の下から頂上まで付いてきます。断っても仕事がこれしかないのか付いてきます。お年寄りには下から押してあげたりして最後には高額なお金を要求していました。私も根負けして写真などを撮ってもらったりして最後には３人いる子供さんにと少額なチップを渡しました。もっとあげたかったのですがあとの人が困ると思ったのと依頼もしていないのに付いてきたからです。 |
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